太乙神数は久しく術の伝承が絶えていましたが、筆者が文献研究によって明代の太乙神数の測局占法を復活させました。唐宋代の太乙は非常に古く作盤法が異なっているので星曜の配置が違っています。本によって作盤法が違うのですから術の伝承が絶えた段階でそれを復元することは非常に困難です。筆者がはじめて北京で発見した『太乙原古』のテキストが非常に解り易かったので、今回はこのテキストを入門テキストとして採用させていただきました。太乙も遁甲と同じように八門を振りますが、太乙の八門は、太乙星に八門の門をある期間においてつまり年が三十年、月が二十年、日が三十日、時が三十時の間が直事の門となって太乙星に貼りつく門になります。 |